天癸(てんき)とは?

『黄帝内経』では女性は7歳、男性は8歳刻みで身体の変化(生殖能力)が記されています。
天癸とは、男性ホルモン・女性ホルモンや生まれ持っているエネルギーのことを指します。

゛七七任脈虚太衝脈衰少,天癸竭”
→女性は七七(49歳)で天癸が尽きる。

゛七八肝気衰,筋不能動天癸竭”
→男性は七八(56歳)で天癸が尽きる。

また男性は32歳、女性は28歳が生殖能力の最も高い年齢であると記載されています。
但し、黄帝内経がまとめられた時代(紀元前400~200年頃)の平均寿命は20歳前後だったと言われていますので、古代の人々と現代人の医療環境や食生活が異なっていても、人体の生理機能は変わらないということですね。

面白いです。